今回はITベンチャーにいる新卒1,2,3年目の社員を見る中で、残念だと強く感じていることを共有していきます。ちなみに、過去にもいくつかビジネス関連で感じたことをご紹介した記事もあるのでぜひ合わせて見てみてください。
www.digitaldolphin.jp
www.digitaldolphin.jp
www.digitaldolphin.jp
www.digitaldolphin.jp
目次
よく感じる成長しない社員の典型
直近、自分自身も少しずつ年を重ねてきたところもあり、多くの後輩も増えてきました。そんな中で、「プロフェッショナルな労働者とは? - デジタル社会を泳ぐイルカ」でもご紹介したような試合と練習を切り分けが出来ていない人やそもそも練習を全然しないという人も多いなと感じてます。さらに言えば、多くの人は「成長したい」、「変わりたい」と言ってても結局行動が伴わなかったり、目の前に勉強と遊びの2つの選択肢があったときに自分自身が楽な選択肢を取り続けてしまっていることが多いなと思います。
ただ一方で、何度も言っておりますが新卒1,2,3年目で付く差は社会人4,5年目でやっと表出していき、どんどん埋められない差になっていきます。正直、新卒間もない人がそんな将来をイメージするのはかなり苦しいと思いますが、「本当に成長したいなら自分の甘い選択肢を切り捨ててでも時間を割いてやれば良いのでは?」と思います。加えて、「どうやったら成長出来ますか?」、「どうやったら知識って身に付きますか?」と聞かれても、正直「まずは時間を多く割いてみて」としか思わないレベルの人ばかりですし、そう言っている人の大半は大体土日も遊びや友達との飲みなどに時間を使うだけで、自己研鑽の時間は1時間もとらなかったりします。別に何時間やればよいという話ではありませんが、世の中には平日の業務前後で数時間、土日は何時間も自己研鑽に時間を使ってますという人がいるのは事実で、そういう人たちと比べればただただ普通に基準が低いだけです。前提、多くの時間をやってても効率がめちゃくちゃ悪い人もいるので時間の問題ではないですが、一方で自分は効率的に勉強するから短くて良いと思うのは傲慢なので、そもそもそんなことなく、本当に自己研鑽に時間を使わないと近い未来で後悔すると思います。あとから、あの時やっとけば良かったなんて思っても何も生み出しません。
今話してきたことは、部活や受験で考えればかなり分かりやすいです。
例えば、サッカーや野球等で全国大会を目指して頑張っている選手や本当にプロとして活躍している選手が、「どうやったら上手くなるか?」を更に上手い選手に聞くことはあると思いますが、彼ら・彼女らは行動に移します。実際に練習前後や休日に自主練や分析に時間を使い、どうやったら上手くなるのかを突き詰めていきます。もっと言うと、彼ら・彼女らは練習よりも友人との娯楽を優先して、練習をさぼるということはあまりしないかと思います。一方で、言葉では、「全国大会を目指したい」、「プロになりたい」と言っているが、全然自主練習や自己分析に時間を割かない選手は、やっぱり全国大会にも行けませんし、プロにもなれないです。
あくまでもここまで話した内容は、「成長したい」、「上を目指したい」なら重要であることの一要素でしかないと思いますが、実際に自分自身の成長のために自己研鑽が全く出来ていない人間は、ビジネスの世界でも成長する可能性をほとんど見せません。
では、「なぜ口だけになっている人が多いのか?」という問いを次に考えてみましょう。
なぜ口だけになっている人が多いのか?
結論から挙げると、恐らく、「口だけの人間に限って、本当に目指すべきものを目指していなかったり、今までの人生の中で勝ち癖が全くないために諦めているため」というのが理由だと思います。
本当に目指すべきものを目指しているのか?
これは身近にいる成長していて、活躍もしているビジネスマンを考えてもらえればわかると思います。まず、上に挙げた理由の前者「本当に目指すべきものを目指しているのか?」という問いについては分かりやすいですが、「何が何でも目指すべきものを目指したい」と思っている人間は今の現状に焦りと枯渇感を強く感じます。それ故に、「何かをやらないといけない」と常に思い続けている人が多い気がします。そして、そういう人たちは先人の知恵を借りるために読書をしたり、自分になにかしらの示唆を与えてくれる人と会ったりすることに時間を費やします。彼はポンコツなこともあるのですが、自分の成長に対して強くコミットをしているので結果的に目指すべきものに対して近づく傾向があります。あくまでも傾向があるだけで、本当に目指すべきものに到達する人間が少ないのは事実です。ただ、目指している人間は往々にして、各組織、コミュニティで上層にいる傾向が強いかと思います。
今までの人生の中で勝ち癖が全くないために諦めていないか?
そして、上に挙げた理由の後者「今までの人生の中で勝ち癖が全くないために諦めていないか?」という問いに関しては、非常に多くの人が「Yes」と答えてしまうと思いますし、彼ら・彼女らに共通するのは勝負の世界における自信が圧倒的にないことです。そういう人間の行動としては、上司にFBされたり、怒られたタイミングで、ただ落ち込むだけで、言われたことしかやらないということを繰り返してしまいます。そして、その行動が継続することでさらに勝負ごとにおける自信を失ったり、自分で考えて行動することが出来なくなってしまいます。
一方で、勝ち癖がある人間や勝ちに行こうとしている人間はどうしているのかと言われれば、上司にFBされたり、怒られたタイミングでは、落ち込むことも当然ありますが、その時に自分自身の能力不足には嘆きつつもその上司に対して有無を言わせないくらい徹底的に改善しようと努力します。恐らく、部活や勉強では、テストや試合結果というものがFBになっていたから分かりやすいと思いますが、テストが悪かった、試合に負けた、試合に出られなかったとなったときに、マジでむかつくから次は1番取ってやろうという人間はクラスや部員に一人くらいいたでしょう。部活において、強豪であれば一人という人数には収まらないくらいいたと思います。そういった人間が結局ビジネスの世界でも成長しているというのが確率的な話かもしれませんが事実だと思います。ただ、自分自身が目の前の一つ一つに勝負に勝ちに行くことで、勝ち癖が付き、今まで諦めてしまうことが多かった人生からの脱却が出来るんではないかと思います。
問いへの回答
「なぜ口だけになっている人が多いのか?」という回答として記載した「口だけの人間に限って、本当に目指すべきものを目指していなかったり、今までの人生の中で勝ち癖が全くないために諦めているため」は、上に挙げた「自分の目指すべきものへのコミット」、「日々培う勝負に勝つことの癖」の2つの要素が大きいと思うが故に記載致しました。
自分自身への戒めも兼ねますが、「自分の目指すべきものへのコミット」、「日々培う勝負に勝つことの癖」は常に意識して、仕事に取り組めるようにしたいと思います。
さいごに
少し強く書いた内容でしたが、いかがでしたでしょうか。今後どういった未来が来るかわかりませんが、正直将来のある時点であの時やっておけばよかったと思うことの方がかなりきついです。今少し踏ん張ってみる、それを続けるだけで多くものが好転することにもつながると思うので、今一度自分自身の時間の使い方を見直してみては如何でしょうか。