Webの基本知識

 今回は、かなり短い記事になりますが、Webに関する基礎知識を共有していきます!

目次

はじめに

 よくWebマーケティングの初心者の方と話すとあるあるなのですが、意外とWebサイトやWebページの違いもわからない方は多いなと感じております。(これ以外にも意外と当たり前のように理解できていない言葉を使っている方は多い気がしております。。。)
 今回はWebページついてのご紹介を出来ればと思いますが、そもそも先ほど挙げたWebサイトとWebページの違いは分かっておりますでしょうか?
 かなり簡単な説明になりますが、そもそもWebサイトというのは複数のページから構成されるもので、その1つ1つのページがWebページになるということを覚えておいていただければと思います。そして、このWebページとは何なのか?今回はここを簡単にでも理解できるようになってもらえればと思っております。

Webの基本

 まず、そもそもWebページというのは何かというと、「一つのURL(uniform resource locator)で指定されるインターネット世界上のドキュメント」になります。
 これだけでは、分かりにくい部分があるかと思うので、少しWebに関する基本的な知識もご紹介していきます。
 まず、前提として世の中には様々なサーバーがある中で、Webサーバーと言うのものがあるということを「サーバーとは?(サーバーの基本的な知識) - デジタル社会を泳ぐイルカ」にて、簡単に紹介しました。そして、このWebサーバーというのは相互に通信が出来る状態になっており、Webの世界は名前の通りですが蜘蛛の巣のように色んなWebサーバーが紐づいており、この世界の中にも現実世界と同様にWebサーバーごとに、そのWebサーバーをユニークにするための住所が割り振られております。その住所のことをIPアドレスと言います。
 少し余談ですが、よくIPアドレスをWeb上で調べると、IPv4IPv6という表記を見かけますが、どちらもIPアドレスを表しており、IPv4というものは「172.217.175.4」というような32ビットのデータでIPの第4版に当たるものになります。また、IPv6に関しては、IPv4では上限があるため、さらに多くのIPアドレスを実現できるように128ビットのデータにしたIPの第6版に該当するものになります。
 話を戻しますが、IPアドレスというものによりWebの世界上の住所が特定されますが、そのIPアドレスだと、例えば「172.217.175.4」と言われても、どのWebサイトに遷移するのかが全く想像できないと思います。実は、「172.217.175.4」は「www.google.com」に該当するIPアドレスを表すのですが、ここに登場した「www.google.com」というIPアドレスを多くの人が分かりやすいものに表現しなおしたものをドメインといいます。そのため、基本的には多くの人が良く目にするドメインにはIPアドレスがちゃんと紐づいており、実際に「ドメイン/IPアドレス サーチ 【whois情報検索】」というサイトでもドメインに対応するIPアドレスを検索してもらえると分かりやすいかと思います。そして、感覚として、サイト(特定のWebサーバー)に対してIPアドレスが紐づいており、そこにドメインが紐づいているということを覚えておいておくといい気がします。
 また余談になりますが、「IPアドレスドメインってそもそもどうやって紐づいているのか?」と思われた方もいるかと思いますので、少し補足します。実は、皆さんがWebブラウザに対してドメインやURLを打ち込んで、閲覧したいページに遷移するかと思いますが、その際に対象のWebサイトに遷移するまでにドメインネームサーバー(DNS:Domain Name Server)というサーバーを何個か経由しております。そのDNSでは電話帳のようにIPアドレスドメインの対応表を管理しており、DNSを経由することでドメインからIPアドレスを割り出して対象のIPアドレスに遷移することが出来ます。
 ここまで話してきましたが、まだIPアドレスから先に進めておらずですね。。笑
 ただ、もう少しだけお付き合いください。
 今回、IPアドレスドメインによりWebサーバーを特定することが出来るという話をしましたが、例えば「https://www.digitaldolphin.jp/entry/2022/07/06/125912」というURLにおいては、どの部分を指すのか説明しないといけないと思います。例に挙げたURLに関しては、「www.digitaldolphin.jp」というがドメインとなっておりますが、それ以外の部分は何なんだ?という疑問もあるかと思います。
 まず、先頭にある「https://」というものから説明できればと思いますが、これはHTTP(Hypertext Transfer Protocol)という通信方法でWebサーバーとWebクライアント(Webブラウザ)間の通信をするための方法を指定しているものとなります。ちなみに、他の通信方法としてFTP(File Transfer Protocol)やMTP(Mail Transfer Protocol)等、ファイル転送やメール転送の通信につかれるものもあります。そして、HTTP通信では、「http」や「https」が利用されますが、"s"の違いはセキュアな通信かどうかの違いを指しております。具体的には、信頼性の高いページであることを保証するためのページでは暗号化通信をしておりますが、その暗号化通信の手段としてSSL証明書によるものを利用しているため、SSLの頭文字の"s"を利用して、「https」という表記となっております。そのため、個人情報入力するページでは、「https」が付いているサイトが多いですが、「http」通信の場合には通信傍受などにより、外部に個人情報の流出の可能性があるため、気を付けてください。
 そうすると、「https://www.digitaldolphin.jp/entry/2022/07/06/125912」において、先頭の「https://」は通信方法なんだということは分かったかと思いますが、「www.digitaldolphin.jp」の後の「/entry/2022/07/06/125912」は何だというのが次の疑問となるかと思います。結論からいうと、ディレクトと言います。よくパソコンのフォルダを指定する際に「C:\Users\users\Documents\その他」のように「C:」の後にくるものをディレクトリと言いますが、実は全く同じように考えることが出来ます。そのため、ここまでをまとめると、「通信方法」、「ドメイン」、「ディレクトリ」という形でURLが構成されていることが分かります。少し脱線しますが、「ドメイン」は住所、「ディレクトリ」は部屋のようなものだと考えておくと少し分かりやすいかもです!

さいごに

 今回はWebの基本知識を簡単にご紹介しましたが、まずは基礎として覚えておいてください!